特別企画

池内 克史 先生(Irobomation LLC 代表)

人工知能研究の旅 ―文化遺産のモデル化と人まねロボット

概要:

研究を旅に例えて、どこでどのような人と出会いどのような研究を行い、そこで何を得たのか。研究内容の詳細は割愛し、むしろ、なぜそのような研究を行ったのか、なにがきっかけか、それがどう次のテーマに繋がったか、などテーマの旅について話します。

旅は、大きく2つにわかれます。第一の道程は、コンピュータビジョン分野での旅です。MITで行った明るさ解析、CMUでおこなったモデリング、さらに、東大でおこなった文化遺産のモデル化へと話を進めます。詳細な技術内容にご興味があれば、Ikeuchi and Miyazaki: Digitally Archiving Cultural Object, Springer 2008 などを参照ください。

第二の道程は、ロボティクス分野の旅です。MITでおこなったビンピッキング、CMU/東大での人まねロボット、最後にマイクロソフトで最近行ったLLM/VLMを用いたLFO2.0の話です。これも研究内容の詳細は、Ikeuchi, Wake, Takamatsu, Sasabuchi: Learning-from-observation 2.0, Springer 2026 に基づいています。

最後にこれらの旅をアリストテレス流の全体論で締めくくり、将来展望を示したいと考えています。

略歴:

京大工、機械卒、東大院、情報工、博士了。MIT人工知能研究所、電子技術総合研究所、CMUロボティクス研究所、東大生研、Microsoft Research 北京研究所、Microsoft Redmond本社研究開発本部を経て、IrobomationLLC設立。コンピュータビジョン、ロボティクス、ITSの研究に従事。IROS95、ITSC99、ICCV05、ICCV17等実行委員長、CVPR96、ICCV03、ICRA09、ICCV15等プログラム委員長。IJCV誌、IJITS誌 Editor-in-Chief。IEEE life-Fellow、IAPR Fellow、情報処理学会フェロー、ロボット学会フェロー、電子情報通信学会名誉員(フェロー)。IEEE-PAMI Distinguished Researcher Award、大川賞、船井賞、紫綬褒章、瑞宝中授章等受賞。


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